Caught 魅せられて
製作は独立系のエンタープライズ・プロ。撮影は名匠リー・ガームズ。主演は『めまい』のバーバラ・ベル・ゲデス。共演は『ビガー・ザン・ライフ』のジェイムズ・メイソンと『最前線』のロバート・ライアン。玉の輿結婚を夢見る田舎育ちの無邪気なリオノラ(バーバラ・ベル・ゲデス)は、偶然、偏執狂の富豪スミス・オルリグ(ロバート・ライアン)と出会う。オルリグは愛情もないのに、リオノラと電撃結婚する。やがて新婚生活に幻滅し、夫を見限ったリオノラは、家を出て自立し、ニューヨークの移民街で貧しい人々に奉仕する誠実な医師ラリー・クイナダ(ジェイムズ・メイソン)と惹かれ合う。だがそれを知ったオルリグは彼らの仲を引き裂こうとする。
2006.6.24発売
- 監督:マックス・オフュルス
- 主演:バーバラ・ベル・ゲデス、ジェイムズ・メイソン、ロバート・ライアン
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ミラーK
ついに『魅せられて』リリースですね、
カルト中のカルトであり、映画史的にも
様々な謎をはらんだ作品。そういう意味では
小松弘さんによる解説ふくめて必見、必読。
華麗なるオフュルスではなく「暗い」オフュルス
を見る絶好の機会、何ゆえ、いつでも
チャンスは突然に訪れるのであろうか。
2006年07月11日 09:06
梅
Wikipediaに情報を足してみました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Caught_%28film%29
日本語版はまだまだですが。徐々に...
2006年07月19日 23:05
Faux
27歳のゴダールが「カイエ・デュ・シネマ」のオフュルス追悼記事でこの映画を絶賛しています。邦訳は奥村昭夫訳『ゴダール全評論・全発言Ⅰ』(筑摩書房)で読めます。ただし日本未公開のこの映画の題名は『捕えられて』と訳されています。
「ラ・パスで機関銃の音が鳴りひびき、反乱軍がボリビア政府官邸を襲撃していたさなかに、そのラ・パスの映画館で見る。これはマックスのアメリカでの最高の映画である」。
『魅せられて』の米国封切りは1949年2月17日です。コリン・マッケイブ著、堀潤之訳『ゴダール伝』(みすず書房)によると、ゴダールが南米旅行に出かけたのは1950年12月で、フランスへの帰国は1951年4月とのこと。「カイエ・デュ・シネマ」創刊も1951年4月。この時期、ボリビアで『魅せられて』が上映されたのでしょうか。
政治変革を目指した民族主義的革命運動党(MNR)は、中間層や農民をも含めた労働階級の支持を得、1951年5月6日に実施された総選挙で党首ビクトル・パス・エステンソロ(1907-2001)が当選。しかし、軍事政権はこの選挙結果を認なかったため、MNRに率いられた鉱山労働者や市民は1952年4月8日、MNRがラ・パス市内で武装蜂起、12日、反乱部隊がラ・パス制圧。同月15日、ブエノスアイレスに亡命していたパスが帰国し、大統領に就任。
ゴダールが事実を語っているとすれば、この映画を観たのは1952年4月のことだったのでしょうか。この頃、再び南米に行っていたのでしょうか。ゴダールは「カイエ」52年1月号、3月号に続き、9月号で名高い論文「古典的デクパージュの擁護と顕揚」を、10月号に「映画とはなにか?」を寄稿しています。
この頃のゴダールの私生活の詳細は『ゴダール伝』でも明らかにされていません。1952年9月13日から11月8にかけてノルマンディーで撮られた、エリック・ロメールの初長編となるはずだった未完の映画のロケに同行しています。
2007年06月14日 23:38