Von heute auf morgen 今日から明日へ
史上初の12音技法による歌劇を、ストローブ=ユイレの二人が映画化。ブルジョワ夫婦のすれ違いと和解の滑稽な様を描いた作品。短編「アーノルト・シェーンベルクの《映画の一場面のための音楽》入門」を同時収録。
『今日から明日へ』は冒頭の2カットの後、62カットに分割されたオペラの上演場面で成り立っている。他のストローブ=ユイレ作品と同様に完全に同時録音で撮影された。シェーンベルクのオペラが作られたワイマール期ドイツは、いわゆる退廃的な文化が花開いた時代として知られている。それまで家庭に縛られていた女性は社会進出によって可視的な存在となり、芸術のなかでの像は大きく変化した。この物語の妻も、現代風の女性にうつつを抜かす夫を懲らしめるために、魔性の女を演じる。オペラ『今日から明日へ』は目先の流行に追われる世相に向けての、シェーンベルクの抗議であり、めまぐるしく価値観の変転する時代への諷刺でもある。
同時収録の『映画の一場面のための伴奏音楽』は、「迫りくる危険」「恐怖」「破局」と題された三つの部分から構成され、表現主義的とも言える劇的で不安な緊張を孕んだ楽曲である。ストローブ=ユイレは《伴奏音楽》にシェーンベルク自身の生涯を、それも主にナレーションで重ねあわせるという独創的な方法によって、この音楽のもつ「物語性」を見事に表出したと言えるだろう。
2006.4.22発売
- 監督:ストローブ・ユイレ
- 主演:リチャード・ソルター、クリスティーン・ウィットルシー、クラウディア・バランスキ、リシャード・カルチコフスキ
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映写室
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オペラのこと、クラシックのことに無知な私でもこれは
普通に面白いです。音と画面はすごいです。
2006年05月08日 15:03
梅
キャスト表です。
夫:リチャード・ソルター
妻:クリスティーン・ウィットルジー
子供:アナベル・ハーン
女友達:クラウディア・バラインスキー
歌手:リシャード・カルチコフスキ
Mann : Richard Salter
Frau : Christine Whittlesey
Kind : Annabelle Hahn
Freundin : Claudia Barainsky
Sanger : Ryszard Karczykowski
フランクフルト放送交響楽団
ミヒャエル・ギーレン指揮
Radio-Symfonie-Orchester Frankfurt
Leitung von Michael Gielen
2006年05月16日 22:52
梅
クラウディア・バラインスキーの公式サイトです!ギーレンとのコンサートの予定なども載ってます。
http://www.claudiabarainsky.de/eng/index.html
2006年05月17日 19:14
梅
サントラCDはこちらで購入できます!
梅を押して下さい。
2006年05月20日 17:42
梅
ミヒャエル・ギーレンがドイツのエッセンで、2006年9月15日にシェーンベルクの《グレの歌》を指揮します。
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Freitag 15. September 2006 | 20:00 | Konzert
Alfried Krupp Saal
Arnold Schönbergs "Gurrelieder"
mit Michael Gielen
Melanie Diener, Mezzosopran
Yvonne Naef, Alt
Robert Dean Smith, Tenor
Hubert Delamboye, Tenor
Ralf Lukas, Bariton
Andreas Schmidt, Sprecher
Chor des Bayerischen Rundfunks
Chor des Mitteldeutschen Rundfunks
SWR Sinfonieorchester Baden-Baden und Freiburg
Michael Gielen, Dirigent
Arnold Schönberg
"Gurrelieder" für Soli, Chor und Orchester
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http://www.swr.de/swr2/faszination-musik/orchester/so/index.html
本家のサイトはまだ発表されてないのですが、ラジオ放送用に録音されるでしょうが、CD化されるといいですね!
2006年05月25日 16:11
梅
シェーンベルクのサイトです。
資料豊富。
ウェッブラジオもあります!
http://www.schoenberg.at/
2006年06月12日 03:04
梅
リチャード・ソルター(ドイツではリヒャルト・ザルターって呼ばれるでしょうが)のミュンヘン・ゲルトナープラッツ市立劇場のサイトのプロフィール・ページです。(梅というところを押すとそのページがでます)
7月にはハンス・ヴェルナー・ヘンツェの歌劇《若き恋人たちのエレジー》に出演します。このオペラの初演は『テルレスの青春』『スワンの恋』で組んだフォルカー・シュレーンドルフが演出した作品ですが、今回は演出のない演奏会形式です。
その後は昨年も演じたバイエルン州立歌劇場の《メドゥーサ》を1日だけ公演しますが、作品も完売でしたが、今回も早くに完売してしまいましたが...
2006年06月23日 21:58
Faux
2006年録音のギーレン指揮『グレの歌』SACD(2枚組)がHänsslerから出ました。
http://www.haenssler-classic.de/
演奏
メラニー・ディーナー(S:トーヴェ)
イヴォンヌ・ナエフ(A:山鳩)
ロバート・ディーン・スミス(T:ワルデマール)
ゲルハルト・ジーゲル(T:クラウス)
ラルフ・ルーカス(Bs:農夫)
アンドレアス・シュミット(Br:語り)
バイエルン放送合唱団、MDR ライプツィヒ放送合唱団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)、SWR 南西ドイツ放送交響楽団
録音
2006年10月28-31日 フライブルク、コンツェルトハウス / フランクフルト・アルテ・オーパー (ライヴ)
[DDD/5.0サラウンド/ステレオ]
2007年07月20日 17:43
Faux
9月13日『朝日新聞』夕刊にギーレン指揮『グレの歌』SACDのレヴューが出ました。担当は岡田暁生氏。
「造形への強靭な意志の果てに生まれるロマン主義の爛熟。恐るべき精度で管理されつつ、すべてのパートが信じられない高温で燃え上がる。冷厳さと熱狂との弁証法。シェーンベルクの精髄だ」。
2007年09月14日 02:49
Anonymous
「レコード芸術」2008年4月号の、片山杜秀が選ぶ「現代音楽オペラ」の5枚に『今日から明日へ』が選ばれています。
「《今日から明日へ》は、世間の流行に目を奪われる夫を、シェーンベルク的な精神の持ち主である妻が諭して、最終的には流行などくだらないもので、夫はシェーンベルクみたいな妻が家に居る我が家こそ真に素晴らしいんだと悟るという筋書きです。分かりにくくても、あくまで真実の道を歩めという作品のモティーフと、演出家の思想がリンクし、非常に抽象的な映像で、幾何学的に表現されています。といっても、セットとか衣装とかはリアリズムなんですよ。抽象化され幾何学化されているのは、歌い手の立ち位置とか姿勢とかカット割りとかですね。夫婦の心の距離が離れていれば、二人の居場所を同じ部屋の中でも思いっきり離し、対角線上の隅と隅に配したり、ポーズを頑なにしたり、必ず一人ずつ別々のカットで撮って、各々の孤独を強調したりする。ところが和解すると、戦闘機の編隊飛行みたいに美しく並んだりするんですよ。まるで小津安二郎映画のようなスタイリッシュなカメラワークでね。とにかく全部のカットの演出意図が、筋書きや音楽との関係で、理詰めで深く読み込める。ノートをつけながら観て欲しいですね」。
2008年03月19日 21:47