LES CARABINIERS カラビニエ

60年代初期ゴダールの隠れた傑作。公開当初は過激な実験的表現のせいか、まったく当たらなかったが、その後再評価され、今やカルトムービの一本となっている。

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舞台は第2次大戦中のイタリアを思わせる時代不詳の架空の国。 荒れ地に建つ掘っ建て小屋で、4人家族が暮らしている。そこに2人の憲兵(カラビニエ)が国王の名の下に、ミケランジェロとユリシーズの兄弟を徴兵にやってくる。無知で野蛮なミケランジェロとユリシーズは戦利品が自分たちのものになると聞き、戦利品ほしさに戦争に加わる。彼らは各地で暴虐のかぎりを尽くした後、帰郷するが……。

2003.3.20発売

  • 監督:ジャン=リュック・ゴダール
  • 主演:アルベール・ジュロス、マリーノ・マゼ、カトリーヌ・リベロ、ジュヌヴィエーブ・ガレア
『カラビニエ』を紀伊國屋Forest plusで購入

細川晋

「世界映画DVD発見」第16回にも書いてありますが、『カラビニエ』でミケランジュ(ミケランジェロ)を演じているアルベール・ジュロスの本名はパトリス・ムレ。批評家出身の映画作家リュック・ムレの弟の作曲家です。
http://www.patricemoullet-alpes.com/
 1968年、「Alpes」というジャズ・ロック・グループを結成し、『カラビニエ』でクレオパトル(クレオパトラ)役を演じたカトリーヌ・リベイロと出会い、1967年以後、共に音楽活動を始め、1969年以後、「Catherine Ribeiro + Alpes」名義で10枚のアルバムを発表。1985年以後、マルセル・レルビエ監督の『人でなしの女・イニューメン』(23)上映に伴い創作楽器を演奏。1990年には、演出・石岡瑛子、装置・倉俣史郎、衣裳・三宅一生の日本公演に参加。

リュック・ムレ監督の『ビリー・ザ・キッドの冒険 Une aventure de Billy le Kid』(71)はジャン=ピエール・レオー主演で、音楽はパトリス・ムレ。編集はジャン・ウスターシュ。
 パトリス・ムレは、2007年6月20日公開のリュック・ムレ監督・主演『死による名声 Le prestige de la mort』(2006)の音楽も担当。
  『死による名声』の物語。次回作の製作者が見つからない監督が南仏でロケハン中に死体を見つけ、自分の旅券を死体の旅券と交換し、彼の死の報道が話題になり、出資者が見つかることを期待する。

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