鈴木英夫〈その11〉 インタビュー:土屋嘉男

 鈴木英夫監督の『殺人容疑者』(52)という作品は、これまでほとんど情報のない幻の作品だった。
 キネマ旬報によれば、出演者欄には《劇壇人》とあるだけで、どうやらまだ文化座に籍があった丹波哲郎の主役デビュー作で、土屋嘉男も映画初出演しているらしいということ、製作会社の電通DFという会社が電通映画社の前身であるらしいこと、鈴木英夫は途中から《船橋比呂志》なる人物と監督を交代したこと、そして脚本の構成を担当したのは長谷川公之であること。ほとんどそれぐらいしか情報がなく、現在上映フィルムやネガが存在するのか、権利はどうなっているのかまるで不明であった。

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2008年03月11日

「妄執、異形の人々Ⅱ」特集の裏側で


2007年、シネマヴェーラ渋谷で行われた特集上映「妄執、異形の人々Ⅱ」の裏側について、少し書いておきたい。

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2007年12月11日

鈴木英夫〈その10〉 インタビュー:司 葉子


 今回は、鈴木英夫作品でキャリアウーマンからメロドラマのヒロインまで、多彩な役柄を演じ、監督に最も信頼されていた女優、司葉子さんにお話を伺った。
 司さんに鈴木英夫監督についてお話を伺うのは、同人誌「映画監督 鈴木英夫」(1995年初版)以来、3度目になる。日本映画を代表する名匠たちの作品に数多く出演なさった大女優だというのに、こちらの不躾な質問にも、ときおりいたずらっ子のように「うふふ」と笑って、気さくに答えてくださる司さんの人柄が、鈴木監督も好きだったに違いないと思う。

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2007年11月08日

9月のCS・BSピックアップ

 映画がナマモノだと思うのは、たとえば現在邦画界を席巻している難病純愛ものブームは、あと10年もすればあれは一体何だったのか理解できない現象になっているに違いないということである。それでいえば、現在の視点から往年のヒット映画シリーズを考えた場合、私にとってその最大の謎は、三益愛子主演の「母もの」シリーズが何本を作られ、大ヒットしたという事実である。

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2007年09月14日

鈴木英夫〈その9〉 インタビュー:池部良②

 前回は、池部良さんにインタビューし、『殺人容疑者』にクレジットされている《船橋比呂志》こと蜷川親博について、お話を伺った。少し時間があったので、池部さんが『不滅の熱球』(55)、『大番頭小番頭』(55)、『脱獄囚』(57)、『黒い画集・第二話/寒流』(61)の計4本の鈴木英夫作品に出演なさっていることもあり、池部さんが企画され、鈴木英夫監督とはじめて一緒に仕事をされることになった『不滅の熱球』についても伺った。

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2007年08月21日

鈴木英夫〈その8〉 インタビュー:池部良①

先ごろ、インタビュー本「映画俳優 池部良」(志村三代子、弓桁あや編、ワイズ出版、2007年刊)が出版されたばかりの池部良さんにインタビューを行った。

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2007年08月06日

8月のCS・BSピックアップ

■ 映画生誕100年を迎えた1995年、BFI(でしたっけ?)の音頭取りで、世界各国の映画生誕100年記念映画が製作された。その中のフランス篇ではゴダールがフランスの映画生誕100年記念実行委員長であるミシェル・ピコリに向かって、「不思議の国のアリス」のマッド・ティー・パーティをもじって、「どうして映画100年を祝う必要がある?」「毎日祝えばいいじゃないか」と言う。まったくその通りだと思う。

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2007年07月30日