DVD鑑賞メモ12 「San Quentin(サン・クエンティン刑務所)」日本未公開?

米ワーナーの「タフガイ・コレクション」からその名もずばり「サン・クエンティン」という37年の刑務所ものを。

サン・クエンティンとはどこかで聞いたことが、と思ったのですが、最近の映画「ウォーク・ザ・ライン」でジョニー・キャッシュが実況録音版をつくった場所でした。というか大傑作「トゥルー・クライム」でも登場した有名な刑務所ですね。
画質が素晴らしいです。ここ1〜2年の間にテレシネがまた一段進歩しているのですが、ここまでの鮮明感があるとテレビで見る限り、ハイビジョンまで必要ないかもしれません。こういう普通の映画でもこんな見事な画質でDVDをつくっているワーナー、さすがというべきか、アメリカではこの手のDVDでも万枚単位で売れるのでしょうか。
刑務所ものへの興味から見始めたのですが、その刑務所内描写がのんびりしていて、いくらなんでもここまでゆるい雰囲気はないだろう、とつっこみたくなる描写で、はじめ30分ぐらいで挫折しそうになりましたが、ラスト近く突如、大迫力シーンが展開するのですから、映画をなめてはいけません。このころのスタントは絶対、怪我をしたんじゃないかとおもわせるほど、激しいものが多いですね。それとも演技が派手なのでしょうか。地面や壁に、全身で激突している感じがしますね。「汚れた顔の天使」の牧師役パット・オブライエンとボギー、再びの顔あわせということでしょうが、痩せたボギーがいい味をだしていています。息たえだえで、ちょっとたまんないです。アン・シェリダンもキレイだし、尺が70分ですので、見てよかったという気分にさせてくれました。
特典でワーナーDVDお得意の短編が2本ついて当時の劇場上映を予告編/ニュースとともに再現しています。短編の1本「The Man Without Country」はブロードウェイねたのテクニカラー作品で、ちょっと得した気分です。もう一本の漫画映画はルーニートゥーンの脱走ものですから、気がきいてます。
下の動画ですが、今回ははじめて、クライマックスシーン抜粋をやってしまいます。
スラップスティックコメディー出身の監督ロイド・ベーコンの面目躍如の大迫力シーンです。
でも、ちょっとだけよ。

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サン・クエンティン州立刑務所は、1852年7月に設立されたカルフォーニア州最古の刑務所だそうです。通称「Big House」。
 1966年にここで作られたリック・クルーシェイのTV劇『The Cage』の冒頭は以下で視聴可。
http://www.youtube.com/watch?v=o0HqL09K9pY
 『The Cage』は彼の監督・主演で1990年に映画化されています。
http://www.gadflyonline.com/archive/SepOct99/archive-playwright.html

 2003年にはメタリカが、ジョニー・キャッシュに続き、刑務所内で慰問ライヴを行い、アルバム『St.Anger』のPVを撮影しています。
http://www.youtube.com/watch?v=Zbuk96kW9LM

 スーザン・ヘイワード主演『私は死にたくない』(58。ロバート・ワイズ)の刑務所場面はここで撮影。この映画はウエスト・コースト・ジャズの精鋭が参加したサントラでも有名。
 チカーノ(メキシコ系アメリカ人)のアイデンティティを描く『ブラッド・イン ブラッド・アウト』(93。テイラー・ハックフォード)の一部はこの刑務所内で撮影。劇場公開版は180分。2000年に北米Buena Vista Home Videoから出たDVDのディレクターズ・カット版は190分。廃盤の日本盤DVDは劇場版収録。
 こちらのサントラは、アイズリー・ブラザーズ、ジェイムズ・ブラウン、ジミ・ヘンドリクス、マロ、リック・ジェイムス、サンタナ、ウォーなど。スコアはビル・コンティ。
アメリカの刑務所映画については以下の英語記事を参照。
http://www.allmovie.com/cg/avg.dll?p=avg&sql=23:17

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1991年に、米国のMcFarlandからジェイムズ・ロバート・パリッシュ著『Prison pictures from Hollywood: plots, critiques, casts, and credits for 293 theatrical and made-for-television releases 』が出ていますが絶版。

 2006年に、ニューヨークのThe Edwin Mellen Pressから、デイヴィッド・ゴンティエ・ジュニア著『American Prison Film Since 1930: From The Big House to The Shawshank Redemption』という本が出ています。
http://www.mellenpress.com/mellenpress.cfm?bookid=6658&pc=9

 刑務所映画の書誌は以下を参照。
http://www.lib.berkeley.edu/MRC/prisonfilmsbib.html

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イタリアのSony Pictures Home Entertainmentから、RKO傑作選のロイド・ベイコン監督作2作のDVDが出ています。
 2005年発売のロバート・ミッチャム、ジーン・シモンズ主演の『セラーズ先生今日は She couldn't Say No』(53)と、2004年発売のジェ
イン・ラッセル、ギルバート・ローランド主演の『フランス航路』(54)です。
http://www.sonypictures.it/he/index.htm

 『セラーズ先生』のDVDは6月13日にスペインのManga Filmsからも発売されます。
http://www.index-dvd.com/dvd-rko-guapa-pero-peligrosa-7221.html
 

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