DVD&放映録画 鑑賞メモ5 「静かなる男」
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「静かなる男」
この日本版DVD、「デジタルマスター」とありますが、あまり画質がよくないです。
圧縮ノイズがひどく、顔の輪郭がぼけるほどです。DVD化する際のエンコードの問題が大きいのでは?テクニカラーの発色は感じられるだけに惜しまれますし、最近の画質を見慣れるとがっくり来ます。アメリカ版を買わなくちゃなりません。ただ、約10年前にパリの名画座でこれの復元テクニカラープリントというのを見たときと比べると発色はこのDVDのほうが濃い感じです。ちょっとどぎつい、かもしれません。あくまで印象ですが。
それはそうと、ひさびさに見直して、あらためて惚れ惚れしました。こんな名作が日本の劇場ではひょっとしたら初公開から50年近く?かかっていないというのは大問題ではないでしょうか。
特典映像解説でこの原作を30年代から映画化したかったのに「話が地味」だということで実現せず、B級映画会社のレパブリックが、興行的に成功しやすい西部劇を先に撮ることを条件に実現。その西部劇「リオ・グランデの砦」は巨匠フォードにとってはかなりの低予算だったが、ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、ビクター・マクラグレンのメインキャスト3人で「静かなる男」への布石となったとのことを知った。アンドリュー・V・マクラグレンってビクター・マクラグレンの息子だったことを知らなかった未熟な映画ファンにとっては、彼が語る「この映画を最後の作品、“白鳥の歌”にするつもりだった」というフォードの言葉にしびれた。
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Faux
Youtubeの抜粋比較映像に出て来る、『メリー・ウィドウ』(34)英語版の大使役はエドワード・エヴェレット・ホートン。『天使』(37)、『青髭八人目の妻』(38)にも出てますが、プレミンジャーの奇人喜劇『危険-勤務中の恋愛 Danger - Love at Work』(37)にも富豪のバカ娘アン・サザンのマヌケな婚約者役で出ています。『危険』でのキャラはやや平板ですが。
『メリー・ウィドウ』フランス語版『La veuve joyeuse』の大使役マルセル・ヴァレは、ルネ・クレールの監督第一作『眠るパリ』(23-25)にも泥棒役で出ています。
『眠るパリ』は紀伊國屋書店+シネフィル・イマジカから近日発売予定の『ルネ・クレールDVD-BOX2』収録の『巴里の屋根の下』(30)の特典として日本初DVD化。ただし、2000年にシネマテーク・フランセーズの修復した71分の全長版ではなく、1971年にクレールがTV放映用に短縮した通称「パテ版」。
『La veuve joyeuse』については以下も参照。
http://www.aubonticket.com/v4/Veuve-joyeuse-la-f7401.xml
2007年05月02日 01:00